不幸の宝くじ「保険」
もし地震や津波の被害にあったら……もしガンになってしまったら……
生きていくには、さまざまなリスクがつきものです。
この先どうなるか、何が起きるか予測するのは難しいもの。
もしものことがあっても何とかなるだけの備えを日ごろからしておきたいですね。
保険の種類
保険は、保険会社が多くの人からお金(保険料)を集めて運用し、運用費を差し引いたお金を、ある程度運営して原資を増やしつつ、不幸にあたった人に決まったお金(保険金)を支払うものです。
以下の3種類があります。
生命保険(第1分野) | 人の生死にかかわるリスクを保障 | 定期・養老・終身・個人年金など |
損害保険(第2分野) | ものにかかわるリスクを保障 | 自動車・火災・自身など |
第3分野の保険 | 生命保険と損害保険の中間 | 医療・障害・介護など |
保険っていろいろな種類があって難しいイメージがあるよ。
でも、リスク管理ってとっても重要だし、
自分で理解して選択できるようにしなくちゃ!
生命保険(第1分野)
生命保険の商品はたくさんありますが、
支払った保険料は「保障」と「貯蓄(運用)」のどちらかに回ります。
その割合や期間によってさまざまな商品ができています。
保障機能を重視した保険
定期保険
保険期間を定めて、その期間内に死亡もしくは障害状態になったら保険料を受け取ることができる保険。
「保険期間10年」とか「60歳まで補償」といった商品がこれだね
定期保険特約付終身保険
終身保険に、定期保険を特約として付けたもの。
特約の期間中はより高額な死亡保障が得られ、その期間が終わった後も一生涯の死亡保障を受けられる。
保障と貯蓄の両方の機能がある保険
養老保険
満期前に死亡すれば死亡保険金、満期まで生存していれば満期保険金(死亡保険金と同額)を受け取ることができる。
終身保険
保険期間が終身で、一生涯の死亡保障が確保できる。
短期で解約すると損することが多い。
利率変動型積立終身保険
アカウント型保険。
毎回一定額の保険料を支払い、そのうちいくらかを保障部分に、残りを積立金として貯蓄する保険。
貯蓄機能のある保険
こども保険(学資保険)
こどもの教育資金などを準備するための保険。
親が死亡した場合それ以降の保険料は免除され、子が死亡した場合死亡保険金が支払われて契約が終了する。
個人年金保険
保険料で積み立て貯金をしていき、たまったお金を一定期間にわたって年金形式で受け取れる保険
投資機能のある保険
変額保険
特別勘定によって保険料を運用し、その運用次第で保険金額や解約返戻金額が変動する保険
転ばぬ先の杖を準備しておこう
生命保険ってとにかく種類が多くて難しいイメージでしたが、
運用と貯蓄のバランスがちがうだけ、と思ったら
シンプルになってわかりやすくなりました。
人生一寸先に何があるかはわからないもの……
しっかり理解したうえで、自分に最適な転ばぬ先の杖を準備しておきたいですね!
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