公的年金は毎年2問は出題される超重要分野!
年金は、収入を支えていた人が働けない状態になったときに、家族の最低限の生活を守る国営の保険です。
働けなくなる理由には、
- 老齢(高齢になる)
- 障害(病気やケガをする)
- 死亡(働き手が死亡する)
の3パターンあると考えられていて、それぞれ基礎年金と厚生年金があります。
年金といったら、年をとったらもらえるイメージだったけど、そのほかにもいろんな種類があるんだね
公的年金制度とは
国民年金=基礎年金です。20歳以上60歳未満のすべての人が加入し、
会社員・公務員などはプラスで厚生年金に加入します。
結婚を機に勤めていた会社を辞めて専業主婦になったんだけど、そのとき第3号被保険者になるための手続きをしたなぁ。
言われるがままに手続きして当時はわけがわからなかったよ(-_-;)
対象 | 保険料納付 | |
第1号被保険者 | 自営業・学生など | 保険料は定額。免除制度や学生納付特例制度、 納付猶予制度など、該当する人は負担が軽くなる |
第2号被保険者 | 会社員・公務員など | 保険料は会社と折半 |
第3号被保険者 | 第2号被保険者の配偶者など | 保険料の負担なし |
高齢になったので支給される年金=老齢給付
高齢って言っても何歳からもらえるの?
老齢基礎年金
受給開始年齢は原則65歳です。
60歳からの前倒しや75歳までの後ろ倒しの受給もできます。
そういえばうちの両親も年金額を増やすために受給を後ろ倒しするって言ってたな……
実際いくらくらい変わってくるんだろう?
【繰上げ受給】1か月当たり0.4%の減額。最大24%減る
【繰下げ受給】1か月あたり0.7%の増額。最大84%増える
長生きすれば、繰下げ受給するとかなりお得になりそうだね!
老齢厚生年金
老齢基礎年金を受給できる人が、厚生年金保険に1か月以上加入していると、併せて老齢厚生年金が支給されます。
ちなみに、60歳以降もフルタイムで会社勤めをして48万以上稼ぐと、老齢厚生年金の額が減額されてしまいます。
障害者となったら支給される年金=障害年金
国民年金の被保険者がとなっ障害者となった場合に障害年金が支給されます。
働き手がなくなったら支給される年金=遺族給付
被保険者が死亡してしまった場合、遺族に対して遺族給付が支給されます。
遺族基礎年金
対象となる遺族は、18歳の誕生日以後、最初の3/31にある「子」、または「子」のある配偶者です。
配偶者の死亡によっていわゆる母子家庭、父子家庭となった方たちに、子どもが高校卒業するまで支給される年金ということになります。
遺族厚生年金
受給できるのは、被保険者の死亡当時、その人によって生計を維持されていた配偶者、子、父母、孫、祖父母です。
これを遺族が受給するためには、次のいずれかに該当する必要があります。
- 厚生年金の加入者が在職中に死亡した
- 退職後、厚生年金の加入中に初診日のある傷病で、初診日から5年以内に死亡した
- 1級または2級の障害厚生年金を受けられる人が死亡した
- 老齢厚生年金の受給権者または受給資格資格が25年以上ある人が死亡した
家族の最低限の生活を守る国営の保険=公的年金
年金って未納すると結構払え払え!と言われるので(-_-;)(経験あり)
ついつい渋ってしまいそうになるんですが、今回単純に、こんなに最低限の生活が守られているのってすごいな、と思いました。
将来もしも働けなくなったら、もしも配偶者が亡くなってしまったら……
「もしも」のときのために備えるばくち的な要素は民間の保険でも一緒のことですもんね。
ちゃんと年金は納付しよう~(-_-;)(-_-;)
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